扉
“心を開かなければ
誰かとともだちになんてなれないよ”
そんなことは、分かりきったことだけど。
私には心の開き方が分からない。
開かないのでなく、開けない。
たまに無理矢理開いてみれば、
あとから後悔してばかり。
嫌われたんじゃないか、なんて
人間が嫌いなんじゃない
好きだから、怖くて裸じゃいられない。
私はちっともキレイじゃない
壁を作ってるのは私のほうだって
薄々気付いているんだよ。
私は本当に、上手く笑えてる?
貴方への好意、伝えられてる?
本当はもっと、近くがいい
でも、そんな壁などとうに通り越して
心配も何も要らないような
ともだちも 確かにいてくれるね。
会いたい人は、未だここに
ありがとう
人との距離を測りかねても
せめて優しくありましょう
人の顔色を窺ってばかりなら
それが少しでも人の為になるように
その扉を叩きたいと思われるような
私になれるように
今日もふぁいとだー