運命論
運命論 / 黒木ちひろ
為せば届いた理想と 充ちた日々の糧
「幸せ」にだってなれるはずだった の?
空ごと呑み込んだ大きすぎる波は
見知らぬ場所へと私を運んだ
そこから続いた道と昇る太陽
私に逃げ場など残されていない
ここまで来たよ
壊しにかかった体を連れて
どこまで行こう
ねぇ、そこで見てて
無様に転がっていく私を
“何故私なの”と 問い掛けてみても
意味など無いなら答えだってない の
決まりきったゴールを目指し歩くだけ
操り人形、つまらないストーリー
こんなに哀しい世界でさえも
愛してしまうのは何故でしょうね
ここまで来たよ
収まりきらない想いを連れて
どこまで行こう
貴方の所為よ
ちゃんと責任を取って 終わらせて
私がこんなに弱いのも
なのに手放し損ねたのも
溢れ出る涙も
そして出会った全ても
運命
ここまで来たよ
溢れてやまない愛を抱えて
どこまで行こう
ねぇ、そこで見てて
貴方がくれた花たち
ここまで来たよ
壊しにかかった体を連れて
どこまで行こう
この先は光
そうじゃないなら最後に恨め