黒木ちひろ

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Diary

南の島で(1)




活動を止めた後。
とにかく、あまりにも鬱屈した今の私の世界をぶち壊したい、と思った。
私が知っている限りの現実では何をやっても駄目だ。
それなら、今までに全く見たことのない世界に行こう。

海外に行こう、と決めた。
(病院の先生には「そのエネルギーがこわいんだよなぁ」と言われたが
知ったことではない。)

ただ観光をしたいのではない。
誰も私を知らない所で、
私の価値観を根底から覆してくれるような“生活”をしたい。

生活とは、仕事があるということだ。
かと言って、日本語以外の言語はろくに話すこともできない私が、
対価を頂ける程のことができるとは思っていない。
じゃあ、ボランティアをしよう。

申し込みの直前までインドに行こうかと思っていたが、
新たに送られてきたセブ島ボランティアの案内を見てすぐにそちらに決めた。
貧困区への食事提供、子どもたちとのレクリエーション。
マザーテレサ孤児院の訪問。
子どもたちに会いたい。
宝石みたいな命に触れたい。
キリスト教の国、フィリピン。
そして音楽を愛する国民性。
導きでしょうか、神様。


短い期間で旅行英語と挨拶程度のセブ語を叩き込んだ。
まだ見ぬ子どもたちへ何かを提供しようと考えたら音楽くらいしか思い浮かばず、
スーツケースに入る小さなギターを買った。
今の自分を取り囲む現実から離れたかったのに、
結局音楽を連れて私は飛び立った。


現地では、私と同じように個人で参加してくる日本人の女の子たちとのシェアハウスが拠点だった。

殆どが大学生で、
年下の女の子たちとこうして一緒に暮らすこともこれまでにないことだった。

立派で、熱くて、年下ながら心から尊敬できる子もいれば、
「やりたいことがないから何か」しようとここに来る子、
そして、この場に至っても集団から外れないようにと人の顔色ばかり伺っている子、
ちっぽけなことで泣き出してしまう子。


いいな、みんな、若いなぁ。


輝けるその命を
つまらないことで曇らせてしまうのはやめなさい。
人に縋って生きるのはやめなさい。
自分の脚で、自分の道に立って見せなさい。

そうしたら、人生はもっと愛しいよ。

負けて歩けなくなった私が言えたことではないけれど。
自分の道を誇ってきたし、愛してきた。
だから、少しの先輩面を許してね。

今頃みんな、どうしているだろう?


週ごとに何人かが日本に帰り、何人かが新しくセブへ来た。
私は3週間、その仲間たちと毎日あちこちの施設や集落に向かった。
休日には離島やビーチ、ショッピングモールで羽を伸ばしたり、
純粋に楽しむ、ということもできていた。








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