黒木ちひろ

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Chapter 1 - Diary

あるありふれた海辺の街の唄

今日と明日、サザンオールスターズの茅ヶ崎ライブ。
ライブの音は聞こえなかったけれど、花火の音が聞こえた。
お祭りだ。

母と伯母は、明日行くそうですよ。



 この街を好きだと思うようになったのは、
 商店街に顔見知りが増えたからだろうか。

 それとも

 その中に、あの人がいたからだろうか。


 私の心を動かす、波に似た音楽は
 この街に住むミュージシャンが奏でていた。
 彼は、その音に似ていた。


 その目が映しただけで、
 この街はぐんと温かくなった。

 ああ、こんな大人になりたい、と思う。



 未熟な私が憧れた



 彼は、海に似ていた。





『remains』

何かを探しに来たわけじゃない
どこにも行きたくないわけじゃない
そこまで守っていくものもない
ここから築いていくものもない

夢みたいに輝かないで 醜い心が分かるから
その目に映る風景に 相応しくなれない

 あの人が愛していたのは
 ありふれた海辺の街です
 数え切れない想いと命が
 降り積もり地面になった


砂粒 程の人を擦り抜け
波音 は、その声から聴けた
貝殻 の中はただ暗いだけ
全てはやがて変わっていくけど

幻みたいに消えないで 上手に笑ってみせるから
その手が触れた風景は 今もまだ光って

 あの人によく似たこの街を
 いつからか愛していました
 数え切れない想いと命に
 私もまた息を重ねていく


凍えながら南へ向かってみるけれど
こんな足取りじゃ 海は遠い

遠いよ


 あの人が先に去ることも知っていました
 私を残して
 数え切れない想いと命は
 もう二度と地を踏むことはない

 遺された街

 愛していました

2 Comments

DJ源氏 says...""
ありふれた海辺の街でも…貴女にしか語れない 風 が吹き続けています…いつまでも…
2013.09.01 06:13 | URL | #- [edit]
ちひろ says..."> DJ源氏さん"
素敵なコメントを、ありがとうございます(*^^*)
2013.09.01 16:47 | URL | #E/bIb4qs [edit]

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