黒木ちひろ

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Chapter 1 - Heart

影並べ

複雑だ。


私は今あなたの隣にいないんでしょう
傍にいられないんでしょう

全部全部私が望んだことで
確認しながら手を振ってきた

痛みや 足に絡む蔓と一緒に
そこにいるあなたにもさよならしてた


幸せはいつも影を作る
私も誰かが作る影の中にいて
そして誰かに影を作る


食べる。眠る。歩く。笑う。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。
突き進む。


言葉の重さを理解しているからこそ
安易なことを言えず戸惑う

「大丈夫?」なんて
大丈夫じゃないことくらいよく分かる
張り裂けそうな痛みが よく分かる

ごめんね、の数だけ いつか歌を届けたい
いらないって 言われるだろうけど

あなたに温かな雨を降らせたい


だから足掻かなきゃなんだ この足で
私は羽根の生えた靴なんて与えられてはいないから
空までこの手が届くように

踏みつけていることにも気が付きながら



赦されるくらいには
辛酸を嘗めてきただろう

それでも

幸せになることは、罪深い。


あなたには幸せになってほしいと願って
私だって誰かに願われて


間違っちゃいないさ

わかってる。

どこまでも独りよがりな思考

わかってる。



「大丈夫じゃない」

でもきっと大丈夫よ、あなたも

生きてさえいれば、大丈夫よ

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