黒木ちひろ

Official Blog
MENU
Chapter 1 - Heart

unmoving castle

ああ、雲が速い
ああ、目が回る


天窓から空だけ見ていると
ふわっ、と
本当に家が動いた感じがするの


私はその感覚が好きだった?
       嫌いだった?



“動ける力を持っているのに
 それを無駄にしている奴がいるなら
 殴ってやりたいくらいだ”

確かあの頃言っていたと思うが


どうだろう、君から見て今の私は
どうだろう、殴ってやりたいくらいだろうか


今も上手に生きられる自信は無いまま
今も全力には追い付けないまま
それでもくたくたになりながら一日を繋いでる
そしてまだ 力を望んでる


どうだろう、君から見て今の私は
どうだろう、嘘みたいだと思ってくれるか?



鳥は私を嗤いに来ない
黒い犬はそこにいるけど
いいこにおすわり、私を見てる
時代は少し廻って
外からは新たな子供の声

私の家は動かない
けれど私の足は動く


時代は少し廻って


私はどこへ行こう

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://chihiro-kuroki.jp/tb.php/107-d55d47c0
該当の記事は見つかりませんでした。