利けぬ口
いつも的確に心を癒す言葉をくれる、
父親のような人。
ときどき私にはよく分からない難しい話をしたり、
しょうもない冗談を言ったりするけれど、笑
とても尊敬と信頼のできる人。
私も誰かにとってそうなりたいのに
正解や、道標や、光になりたいのに
それにはあと何十年も人生経験を積まないといかんのかね。
“二度と繰り返さぬように”しても
私はきっとまた、誰かを深く傷付ける。
私の言葉が人を傷付けるなら
誰とも口など利けなくなって、
一人きりで死んでしまえばいいのに、と思った。
それでも死なない私を、恨んでいい。
見えない所で言葉をくれた方、ありがとう。
昨日は、目の腫れがどうしても取れなくて不っ細工な顔だったし
電車で涙が堪えられなかったりしたけれど
約束にもどうにか行けた。
夜は泣くより前に、10時間以上死んだように眠った。
刺した分は背負って生きろ
見失った愛は また見付けるまで
私が歩んできた足跡は何だった?
利けぬ口で何を歌おう
道案内を、頼むよ私