黒木ちひろ

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The Holy Far Place

シングル『叶わぬものの多さを知る』収録
https://studiopaula.official.ec/items/4881370

叶わぬジャケット


The Holy Far Place / 黒木ちひろ


Goodbye, the holy far place
Many kisses for you


Live, love, smile and smile
Why are you crying?
What do you think now?
I don't know anything
So I just touch you

Goodbye, a lovery bad boy
Goodbye, a lonely shy girl
Goodbye, a singing angel
God lives in you


On your way
You may have trouble
Bad the sky is your daddy
The sea is your mommy
You can be happy anywhere anytime

Goodbye, nice companions
Goodbye, passing kindness
Goodbye, petty little me
God lives in us


One last kiss for you





2017年4月21日(金)
活動復帰ライブ
@横浜 O-SITE

チケット販売中!
http://studio-paula170421.peatix.com
(4月10日お申し込みまでの期間限定割引チケットあり)

0421告知



2017年4月5日(水) on sale
黒木ちひろ 活動復帰シングル
『叶わぬものの多さを知る』

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(オンラインショップからご購入限定!特典DVD付き)



南の島で(3)

(1)→http://chihiro-kuroki.jp/blog-entry-621.html
(2)→http://chihiro-kuroki.jp/blog-entry-622.html


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様々なものを見た。
実際に見られないことも、話で聞いた。

ストリートチルドレン。
親がいる子、いない子。
家がある子、ない子。
物売り、物乞い、盗み。
空腹を紛らわす為の薬物。


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不公平な悲劇なのだろうが、
彼らは遊ぶし、歌うし、笑う。
子どもたちの笑顔は、世界共通だった。


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私がここにいてできたことは、ただ目の前にいる子のことを考え、
今この時を良い時間にしてあげるということだけだった。


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折り紙の花に感動してくれるなら、
いくらでも作ってあげる。

ギターが面白いなら、
いくらでも弾いてあげる。

そんなことしか、できなくてごめんね。


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セブでの最後の活動は、何度も訪問したマザーテレサ孤児院だった。
その日一日ずっと私の腕の中で眠っていた小さな男の子が、
私が傍を離れると激しく泣いて追い縋ってきた。
今まで関わってきたどの子よりもハッキリと、
私を求める意思表示をしてくれた。



ありがとう。ごめんね。さよならなのよ。

ありがとう、神様、
愛しくて、
たまらないです。

ありがとう。ごめんね。最後のキスを。



3週間の滞在を終え、夜の便でセブを発った。
街の明かりで光り輝く島を空から眺め、心から、寂しいと思った。

最後の日には、嘘でもまたねって言えなかった。
帰ったら私はまた、音楽の為に生きてしまう。

だけど、続いていくあなた達の道に願うよ。
どうか、どうか、闇に染まりきらずに
真っ直ぐに続いてくれますように。
あなた達の世界が、これからもっと良くなりますように。


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多分私が自分の中に垣間見たものは、
愛、親としての愛。

背負えたなら、よかったのだろうか。


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その命に祝福を。


信仰に満ちた島へ

祈りを









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黒木ちひろ 活動復帰シングル
『叶わぬものの多さを知る』

ご予約受付中
https://studiopaula.official.ec/items/4881370
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2017年4月21日(金)
活動復帰ライブ
@横浜 O-SITE

チケット販売中!
http://studio-paula170421.peatix.com
(4月10日お申し込みまでの期間限定割引チケットあり)

0421告知



南の島で(2)

(1)→http://chihiro-kuroki.jp/blog-entry-621.html





マザーテレサ孤児院は2歳頃までの子がいられる施設で、
数ヶ月の赤ん坊も走り回るちびっこも、
たまらなく可愛く愛おしかった。

産まれてすぐに、親がいない苦境に立たされた子たち。
不条理を思う気持ちや憐れみもあったが、
何より、こんなに可愛い子たちを
「この子が世界で一番」と愛してあげられる人がいないなんて、
なんて勿体ないことなんだろう、と思った。
もしかして、裕福な大人たちは、
子供を産み育てるよりやるべき事があるんじゃないか?


施設に行くと、いつも誰かを抱っこした。
子どもたちは本能で肌のふれ合いを、愛を求めていた。
離れようとするとぐずる子もいたが、
そんなときおでこにキスをしてあげると落ち着いた。
キスには力があるのだと、初めて実感した。

ただの一度も笑うことがない、
感情をどこかへ置いてきたようなあの子は、
どうしたら心を解いてくれるだろう。
逆にエネルギーが有り余ったやんちゃな悪ガキには、
良いことと悪いことをどうやったら伝えられるだろう。
彼らを前にしていると、
自分のことを考えている暇などなかった。



集落への訪問では、様々な“生活”を見た。
山の中に建てられた家々や街の古い墓地などに住む、
私たちには想像もつかないくらいに貧しい人々。


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ある集落では、ズレたチューニングのボロボロのギターで
たった一つの曲を弾き歌う少女。
チューニングを直してあげたら、ありがとうと感激していた。
錆びた弦が切れたら替えがないだろうから、
一音下げになったけれど。


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ある集落では、内気な少女が村案内の間静かに私の傍らを歩いていて、
一緒に行こうと手を差し伸べたら嬉しそうにずっと繋いでいた。
その子は村の子どもたちが楽しそうに集まっているときでも寄っていかないので、
私はもしかしたら気を遣われているのかもしれないと思い
「あの中にあなたの友達はいる?」と尋ねた。
誰かを指差したら、その先の子の所へ一緒に行ってあげるつもりだった。
しかし彼女は「いない」と言った。

詳しい事情は訊かなかったが、
ここにいる間私はこの子の隣にいようと決めた。
彼女は整った可愛らしい顔立ちで、
強面の父親の前だと少し怯えたような顔を、
小さな弟の前だとしゃんと明るい顔をした。

日を空けての訪問でも彼女は私を探してくれたし、
私もまた彼女を探した。


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黒木ちひろ 活動復帰シングル
『叶わぬものの多さを知る』

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南の島で(1)




活動を止めた後。
とにかく、あまりにも鬱屈した今の私の世界をぶち壊したい、と思った。
私が知っている限りの現実では何をやっても駄目だ。
それなら、今までに全く見たことのない世界に行こう。

海外に行こう、と決めた。
(病院の先生には「そのエネルギーがこわいんだよなぁ」と言われたが
知ったことではない。)

ただ観光をしたいのではない。
誰も私を知らない所で、
私の価値観を根底から覆してくれるような“生活”をしたい。

生活とは、仕事があるということだ。
かと言って、日本語以外の言語はろくに話すこともできない私が、
対価を頂ける程のことができるとは思っていない。
じゃあ、ボランティアをしよう。

申し込みの直前までインドに行こうかと思っていたが、
新たに送られてきたセブ島ボランティアの案内を見てすぐにそちらに決めた。
貧困区への食事提供、子どもたちとのレクリエーション。
マザーテレサ孤児院の訪問。
子どもたちに会いたい。
宝石みたいな命に触れたい。
キリスト教の国、フィリピン。
そして音楽を愛する国民性。
導きでしょうか、神様。


短い期間で旅行英語と挨拶程度のセブ語を叩き込んだ。
まだ見ぬ子どもたちへ何かを提供しようと考えたら音楽くらいしか思い浮かばず、
スーツケースに入る小さなギターを買った。
今の自分を取り囲む現実から離れたかったのに、
結局音楽を連れて私は飛び立った。


現地では、私と同じように個人で参加してくる日本人の女の子たちとのシェアハウスが拠点だった。

殆どが大学生で、
年下の女の子たちとこうして一緒に暮らすこともこれまでにないことだった。

立派で、熱くて、年下ながら心から尊敬できる子もいれば、
「やりたいことがないから何か」しようとここに来る子、
そして、この場に至っても集団から外れないようにと人の顔色ばかり伺っている子、
ちっぽけなことで泣き出してしまう子。


いいな、みんな、若いなぁ。


輝けるその命を
つまらないことで曇らせてしまうのはやめなさい。
人に縋って生きるのはやめなさい。
自分の脚で、自分の道に立って見せなさい。

そうしたら、人生はもっと愛しいよ。

負けて歩けなくなった私が言えたことではないけれど。
自分の道を誇ってきたし、愛してきた。
だから、少しの先輩面を許してね。

今頃みんな、どうしているだろう?


週ごとに何人かが日本に帰り、何人かが新しくセブへ来た。
私は3週間、その仲間たちと毎日あちこちの施設や集落に向かった。
休日には離島やビーチ、ショッピングモールで羽を伸ばしたり、
純粋に楽しむ、ということもできていた。








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黒木ちひろ 活動復帰シングル
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